『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とうとう最新刊まで追い付く、悔しいが思わず新品でまとめて買っちまった・・・。
読んでない人はネタバレがあるよー、んで興味の無い人は飛ばして-(笑)。
9~14巻の『開戦前』編は見事だなぁ・・・。
メインストーリーに置ける各キャラの存在意義を明確にさせる点で非常に上手いです。
まぁいってしまえば”辻褄合わせ”なんだけど、それにしても『シャア・アズナブル誕生』の描き方とかなかなかやります。
『無理はあるんだけど作品では許される』王道を行くストーリーで、ハリウッド映画的展開ですね。
あとドズルの顔が傷だらけの理由とか、ランバ・ラルが何故ザビ家に反発しつつもジオンにいるのか等も納得出来るのが良い、あとシャアとララァの出会いとかもナルホド、と。
マ・クベの『壷』の意義をしっかりさせてるあたりも芸が細かいですな。
何って『歴史に残らない初のモビルスーツ戦』という設定で『ランバラル、黒い三連星、シャア』の5人が一緒の部隊としてに戦う”夢のオールスター”は年がいもなくワクワクしました。
この5機相手に相手がガンキャノン14機じゃ勝負になるわけない(笑)、んで隊長なのにひとり旧型機に乗るラル様がカッコいい。
ストーリーでの活躍とは逆に軍人としての能力を『ラル>黒い三連星>シャア』と置いて描いてるとこにも好感が持てます。
これからア・バオア・クーまでどう展開していくか、これはマジ楽しみだ。