by masak0521
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2006年 06月 01日
ここ数年『中学・高校の頃聞いていた人を中心に”一度生で見たい”と思っているミュージシャン・バンドは実際に一度生で見てみようキャンペーン』を勝手に展開しているわけですが。
といってもチケ代も安くは無いし、時間も手間もかかるんで、何かきっかけが無いとなかなか行けなかったりするんですが。 今回は大学時代からの友達の誘いでTHE ALFEEのコンサートに行ってきました。 場所は市川市民会館、1000人規模の会場だったらAXとかのハコよりこういう市民会館系の方がずっと好み。 しかも前から10列目くらいの真ん中っていうこれ以上ない位いい席、前過ぎずステージ全体が見れて超大画面のテレビで見てるみたいな感じでした。 メジャーどころをここまで近くで見たのは今は無き赤坂ブリッツでチャゲアス見た以来かな...。 てなわけでアルフィー、特にしっかりアルバム聞いてるわけじゃないんですが、個々のメンバーをテレビで見たり、たまに小当たりのヒットを出したりする情報を得ながら『何となくいい感じのグループ』という印象、まぁこれは大衆イメージでもそんな感じでしょう。 何か機会があったら生で見てみたいと思ってたんで嬉しかったです。 んで感想...。 誰見てもそうなんだけど、30っていう年数を浮き沈みの大きい音楽界の最前線で生き抜き、今もなお”万”という人を集め続けてるバンドってのは完全にモンスターですわ。 好きとか嫌いとかそういう次元飛びぬけてただひたすらに”凄い”、マジ圧倒されました。 あと最近の僕の持論である”分かりやすいことやウケを狙う事は素晴らしい事である”というのに確信を持ちましたね、てかあそこまで徹底しなくてもという感じはしましたが...。 とりあえずなんつーのかもう『伝統芸能』の域です(笑)。 ”個性”というと安っぽい感じになりますが、究極のとこバンドってもんは『その人達にしか出来ない』『替えが無い』物をいかに持ってるかという事に尽きるんだなー、と当たり前の感想を強く持った、というかあの人らその個性のベクトルが突き抜け過ぎてる。 とりあえずサビで3声コーラスが入った時点で紛れも無く”アルフィー”という、あれはもう無形文化財、人間国宝レベル。 声3つ重なるとホントーーにひとつになるの、あそこは生で聞かないと分かんないとこ、あれ浴びた時の心地良さはハンパじゃないです。 その声を基本にして『”アレンジはプログレ”、”ギターはメタル”、”メロディーはフォーク”』という、ミクスチャーだとかマッシュアップだとか異ジャンルを融合して新しいことやってまーす的な主張をするバンドが幼稚園児に見える位の無茶な融合っぷりを発揮した楽曲を奏でる、と。 んでジャンルは??と聞かれても『アルフィー』としか答えようが無い...。 これはもの凄いことで、ある意味じゃバンドとしての理想像ですよ。 あと非常に好感が持てたのが、弦隊のサポートを一切入れてないこと。 あの手の大御所だとサポートメンバーを入れがちなんですが、それをせずにベースは桜井、エレキは高見沢、アコギは坂崎の音のみっていうバンド的こだわりが素晴らしかったですね。 特に『2ヶ月空くと弾き方を忘れる』とか『元々ドラムをやりたかったのに騙されてベースを買わされた』なんて良くネタにされる桜井のベースなんですが、歌いながら変拍子や変態のキメがバリバリある楽曲をさらっと弾いてるのはもの凄い...。 あと『堂本兄弟』だとお世辞にも上手いとはいい難い演奏の高見沢なんですが、結局このクラスの人ってのは『自分のバンドの楽曲だけ上手ければいい』ということなんですな、キース・リチャーズがクラプトンの曲を上手く弾けなくても誰も下手とは思わないって話。 手癖バリバリのイマイチ粒立ちの良くない速弾きや、今時流行らないエフェクター頼りの音色も、アルフィーの楽曲の中では活きるわけです。 見た目の華もあいまって感情表現が素晴らしい、普通のギタリストだと聞いてて確実に飽きる長~~い陶酔ソロも全く飽きないのは人間としての魅力とオーラの成せる技。 イメージとして『性格が良さそうなイングウェイ』てな感じでしょうか(笑)。 期待してた使用ギターはレスポールとVシェイプ中心でイマイチ地味だったのが残念...(苦笑)。 でも『星空のディスタンス』でのみあの”エンジェルギター”を使用、このサービス精神は流石、あれを見なきゃアルフィーじゃない(笑)。 生で見ると圧巻ですよ...、自分のイメージにある”ギター”というものの造形を超えたインパクトは衝撃、あとスンゲー弾きづらそうにしてた高見沢が印象的でした...(苦笑)。 曲は(元々ヒット曲が多いバンドじゃないし)『星空のディスタンス』以外はほとんど知らなかったんですが、後半にやったプログレ大曲にはとにかく圧巻だった。 基本6/8のリズムに超絶な変拍子とキメフレーズが絡み、得意の転調を交えた異常な展開、複雑に絡むアコギとエレキのリフともう盛り沢山、それをサラッと演奏しながら歌い、あくまでポップスという土壌の中で収めているのは見事としかいいようが無い。 そして何が凄いってその難解なプログレ曲に乗ってる客(笑)、ただのオバチャンなのに...、ファンの力は偉大です。 あとドラムフェチ的に生で見れてなかった大御所『そうる透』をやっと見れたのが嬉しかったです。 しかももうひとり加えたツインドラム構成で2人ともツーバス、ということは最高4個のバスドラが同時に鳴る、この音圧は凄いっすよ...。 アルフィーのポイントである『過度な大げささ』がさらに強調されます、あのうるささはクセになりますな(笑)。 ただ意外だったのが高見沢がメインボーカルの曲が一番多かったとこ、テレビとかのイメージだと桜井メインのイメージがあるんで。 んでまた『高見沢の歌が下手』なんだ(爆)。 リードボーカルじゃやっぱ桜井が圧倒的に一番いい声してるし、もっと桜井曲を聞きたかったという感想は否めない...。 あとは予想通り面白かったMC(笑)。 あそこまで来ると下手な芸人以上の年季と経験があるしな...、3人の立ち位置とかキャラ立ちも完璧。 過剰なまでのサービス精神が素敵です、ここが最近のバンドに一番足りてないトコだと思う。 ベタなことは質が伴えば何より素晴らしい、と。 『星空のディスタンス』の前でステージの前に3人出てきてマイク無しの生声アカペラでサビ歌う演出とか『クサイナー』とか引く自分を追いやって素直に感動してしまう力がある。 一緒に行った友達も言ってたんだけど『世界でも唯一』という感じ、匹敵するバンドが思い浮かばない、強いて言えば『クイーン』か...。 フジロックとかサマーソニック辺りのロック寄りのイベントでポンと入ったら若者巻き込んで全部持っていくんじゃねーか??という気がするインパクトがあった。 何でもありの今の音楽界じゃ逆に新しいというか”アリ”な曲調と演出だと思うし、ライブ見たら全然印象変わるもん。 とりあえずこの世代のバンドの持つ『分かりやすさ』と『サービス精神』みたいなのが僕のツボという事を再認識しました(笑)。
by masak0521
| 2006-06-01 22:52
| ライブ(見)
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