by masak0521
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2012年 10月 25日
てなわけでASKA、7年ぶりのオリジナルアルバム「SCRAMBLE」の曲順を追っての感想。
ソロ第一弾シングル「UNI-VERSE」ではじまり、このアルバムの中心曲「いろんな人が歌ってきたように」とつながるドラマチックなオープニング。 「いろんな人が歌ってきたように」はメロディーの美しさをまたひとつ押し上げという印象。 “懐かしいんだけどはじめて聞く”という感覚に陥ります。 それしにしても「鏡が映したふたりでも」「Man and Woman」ときてのこの曲、常により新しく美しいメロディーを生み出してるのが本当に凄い。 歌詞もよりグッと”画”が見える感じ。 『君はどうだい 僕はまだまださ』ってとこに何故かウルっときました。 続くは、これまでの楽曲で最もポップなんじゃないか?っていう「朝をありがとう」。 実は皮肉が効いた歌詞が素敵。 「なんだかんだ」「口ごもって」とか、こういう言葉の使い方が上手いなー、と。 朝は“爽やか”っていうけど、実際に朝を爽やかに迎える日なんて年に1,2日とかなわけで、「無理やりの爽やか」が逆に自然、という感じでしょうか。 「L&R」は歌詞が物議をかもしてしまった曲ですが、単純にロックナンバーとして1,2を争うカッコ良さ。 ライブ感あふれるミックスが素敵。 今回、サウンドはこれまでのツアーメンバー中心に作ってて、そう派手な感じじゃないんだけど、節々にみえる”あうん”的なプレイが印象的。 この曲も大サビの「時間は過ぎてゆくって~」で、ドラムのスネアがボーカルとユニゾンするとこなんか鳥肌立ちまくり。 「どんなことがあっても」では、この人が『いつか本当の歌を作ってみたい』なんて言ったら、世の中の99.9%以上の歌作りの立場は?というツッコミが(笑) アルバムタイトル曲「SCRAMBLE」はまさかのGS!! ここ最近のカバーとか、元々ジュリー好きを公言してるから不思議じゃないんだけど、ここまで寄せたサウンドでくるとは驚き。 ちなみにチャゲアスのGSといえば「絶対的関係」という隠れた迷曲?、があったりもしますが…。 いやー、この曲はサビ終わりのカスれ声での「やけにぃ」のためにあるといっても過言ではない!。 といってもいいくらいこの「やけにぃ」がセクシーでカッコいい!。 あと、このアルバム通してピアノのフレーズが素晴らしい。 メッチャメチャシンプルなんだけど、印象的なフレーズが多くて。 「朝をありがとう」のリフとか、間奏の「デレデレデレデレデレデレデレ」とか、この辺はそぎ落とされたアレンジの妙を感じます。 んで、その中でも超秀逸なのがこの曲のピアノソロ。音色・フレーズ共に最高。 あと、そのソロを受けて、”THE・GS”な感じで入ってくる「新しい淵へのぉ~ スクランブルぅ~」のシャウトが素敵すぎる。 「歌の中には不自由がない」は、「ID」とか「No Way」みたいな、ドロドロした実験的サウンド。個人的にはメッチャ好物。 しかし凄いタイトルですな…。 1番Aメロの歌詞は音楽スタジオ独特の密閉ドアを閉める場面だと思うんだけど、あのドアを体でグッと押す感じを、 『人質の背中に張り付いて 耳元で脅す』 と表現できるこの人のアタマの構造を心底覗いてみたい…。 宇宙人と言われても信じるレベルの表現です。 ラストは曲だけを先にライブでやった「僕の来た道」。 珍しい3連系の曲に、まさに「ASKA節」全開の歌詞。 段落ごとにひとつの詩として成立する、もの凄いコトバが惜しげもなく投入されてます。 んで畳み込んで、叩き込んでの後に「僕らは戦うことが そういえば好きだった」ですから。 もう参りました…と。 現在「モノ書き」として日本の頂点にいるのは村上春樹でもなんでもなく、実はこのヒトなんじゃない?、と思うくらいの存在感のある歌詞。 んで、この曲だけドラマーをこれまでにあまり馴染みのない人(村石雅行)にして、サウンドに変化を付けてるのがニクい、独特のハイハット使いが印象的です。 聞きなれた山木・江口のサウンドで終わらないあたりにチャレンジを感じますね。 全体を通して、とにかく「歌」と「コトバ」の力が尋常じゃない快作です。 ひとつ欲を言えば「恋人はワイン色」とか「パラシュートの部屋で」みたいな、ロマンチックなラブソングが1曲は欲しかったなぁ、というのはありましたが、まぁここは次回作以降に期待。 7年待ったかいがありました、ハイ(苦笑)。 シンプルだけど作りこまれた音は、ヘビロテしてると聞くたびに新たな発見もありますね。 久しぶりに惰性ではなく「この曲を生で聞きたい」とライブへのモチベーションも上がります。 “いつか”ではなく“今”、本物の歌が聞ける数少ないアルバムです。
by masak0521
| 2012-10-25 09:45
| CHAGE&ASKA
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Comments(4)
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しほ
at 2012-10-25 02:13
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お久しぶりです。アルバムが出て、あまりの素晴らしさなのに、ここカリフォルニアで共有できる人がいないので、皆さんがどんな風に聞いているんだろうと思って、読ませていただきました。アメリカの空の下で、アラフォーからアラフィーへ移行つつある身として、泣きながら、でも決して哀しい涙ではなく、ほとんどうれし涙のようにうるうるときましたねー。「日本語が滅びるとき」という本を読み、アメリカで育つ息子に日本語を意地になって学ばせているのですが、世界に通用しうるメロディーメーカーでありながら、日本語にこだわり続けてきたこの人の歌詞の世界は、夏目漱石、森鴎外らが日本語で書かれた文学を世界に通用するレベルに高めたように、日本語でありながら、世界的たるモノだと思うのです。残念ながら、日本の国力や影響力が下がっている中、日本語を学ぶ人も少なくなり、この歌を知ってもらえる人も少ないとは思いますが、改めてこれらの歌が分かるオトコに息子達を育てねば、と新たなエネルギーをもらいました。
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あっちゃん
at 2012-11-04 05:23
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お久しぶりです。今まで聞いてきて、嵌りまくりの過去曲を越えるものはもうさすがに望めないだろうと言う気持ちを、軽く打ち消してしまうASKAさんの音の世界にはホント脱帽です。今までにないくらいのヘビーローテーション、、
リズムや言葉の巧みさと美しさは相変わらずですが、今回特に感じるのは、「伝わることが実は大切なんだ」とでもいうようなストレートな感じです。 難解だけど、「そうそう、そういう感じ・・」と感性にヒットするAさんの独特の言葉づかいがファンにはたまらない魅力なのはもちろんなんですが、どこか暗号みたいで、間違うと「不思議ちゃん」のままになってしまう勿体無さもあります。でも、今回のように、そろそろね~とシンプルに表現してきたことで、Aさんの世界への扉が今までより開かれた印象を受けました。 それから、今回特に嬉しかったのが「新たな声」、声帯の存在感が増したというか、どう表現していいか分からないのですか、もう耳が喜んで最高~って叫んでますwとにかくこれからもホント楽しみですね。
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masak0521 at 2012-11-16 11:26
>しほさん
返信が遅くなりすいません。 今では海外でも、色々なものが買えたり情報は入ってくるんでしょうけど、その分直に話したり語ったりというのが恋しくなるのかもしれませんね。 しほさんの書き込みを見て、色々な形でアルバムが力を与えてるんだなーと思うとやっぱ音楽の力ってすげぇと感じました。 確かにASKAさんに限らず、日本人のメロディーメーカーは世界でも通用すると思うんですけど、やっぱり言葉の面での壁は大きいでしょうね。 翻訳するにしても受ける英語側の言葉の容量が足らないでしょうしね…苦笑。綺麗な写真も安いプリンタで印刷したみたいに画質が落ちる感じになるかと。 チャゲアスにかかわらず日本のミュージシャンが世界を目指した時期もありましたが、現在はどのミュージシャンにもそんな余裕はないでしょうしね…。 色々考えさせられるコメントでした。
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masak0521 at 2012-11-16 11:31
>あっちゃん さん
返信が遅くなりすいません。 いやー、ホント7年待ったかいがある快作で☆☆ 歌詞の表現とか、世の中の風潮的に難しい言葉を使うことがNGみたいな中で、絶妙な「表現」で深みを出しているのには本当に感服しますね。 研ぎ澄まされた言葉の選び方はもう別次元ですね…。 おっしゃるように歌の表現力も新しい領域が見えるし、いやーホントすごいなー、と。
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