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2010年 11月 06日
ASKAさんのニューアルバム。
前作「12」に続くセルフカバー集。 ![]() 前回がベストアルバム的な構成だったのに対し、今回はラブソングにスポットを当て、ひとつのストーリーのように並べたコンセプトアルバム。 1曲目が『めぐり逢い』であることからも分かるように「出会い~別れ~回想」という順に曲が並ぶ。 一聴した感想は「音がせつない」。 コンセプトアルバムの場合、制作の初期段階からテーマがある分、サウンドの狙いが明確になるという利点があるが、それが非常に効いている。 アレンジは必要以上にしっとりすることも、バラードに寄ることも無く、むしろ原曲よりテンポ感があるアレンジが多いのに、それぞれの楽器が奏でる音が創りだす空気はどこか哀愁を感じるものにまとまっている。 澤近・十川の黄金コンビの寝られたアレンジももはや当たり前のように素晴らしい、昨今ここまで作り込んだ音を全曲に配したアルバムというのは滅多にない。 音数がありながらもひとつひとつに無駄が無いサウンドは、聴きやすさと飽きなさを両立させた職人技。 とはいえ、主役は何といってもボーカル。 アルバムを追うごとに増す表現力の深みと広さ、かといって決して老け込むことなくむしろ若さすら感じる伸びのある歌は間違いなく現在の日本の頂点のひとつ。 個人的な聞きどころは『MIDNIGHT 2 CALL』。 少し若い感じを受ける歌詞を深みのあるボーカルが完全に”今”の名曲として生まれ変わらせているのが見事。 全体を通して失恋や回想をテーマにした歌詞に対し、必要以上に入り込まずむしろカラッとした雰囲気で歌っているのが印象的。 このボーカルワークにより、別れの歌であっても必要以上に悲観的にならずに済み、聴き疲れをせずに入り込める。 葉加瀬太郎、押尾コータローとのコラボでレコーディングされた『201号』、実質の新曲といってもいい『君の好きだった歌』の完全バージョンの2曲はアルバムの山場。 『201号』はハーモニックスとボディーヒットを前面に出した押尾コータローらしいギタープレイに、葉加瀬太郎の美しい音(この人のヴァイオリンは本当に凄い)が乗る贅沢なバック。 楽曲自体はシンプルなアコギ弾き語りの曲だが、華のあるプレイヤーとの共演により賑わい溢れるものとなっている。 別れを回想する歌詞に明るい演奏のコントラストは、単調ではない感情の振り幅を感じ、ただ”悲しい”よりリアルな感情描写を思わせる。 『君の好きだった歌』は元々95年発売のアルバム『Code Name.1 Brother Sun』の序曲として収録されていた1コーラス分しかない小曲であり、この後に発売される『Code Name.2』にフルバージョンが収録される予定であったが、結局されないままであった(歌詞のみフルサイズがブックレットに収録された)。 15年を経てお披露目となったフルバージョンは全体のメロディーや歌詞も再考され、ほとんど新曲といっていい装い。 その中でも追加されたバースのメロディーの美しさが際立つ。切々と歌われるボーカルと共に、誰もが持つ切なさを感じる弱いところを付いてくるサウンドに思わず涙腺が緩みそうになる。 不自然に煽るのではなく、あくまで自然に様々な感情を思い起こさせてくれる銘盤です。 ただ1点残念なところをあげれば、『君の好きだった歌』で魅せるような極上のメロディー、全編に響く唯一無二のボーカルを”新曲”で、願わくば”アルバム”という形で聴きたいという欲求が少しだけノイズとして心に割り込んできてしまうところであろう。 ASKA:『君の知らない君の歌』 01.めぐり逢い 02.好きになる 03.パラシュートの部屋で 04.B.G.M 05.MIDNIGHT 2 CALL 06.明け方の君 07.くぐりぬけて見れば 08.Far Away 09.201号 10.君の好きだった歌 11.no doubt 12.C-46
by masak0521
| 2010-11-06 22:22
| CHAGE&ASKA
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