by masak0521
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2009年 07月 13日
ボク位の歳になって自由になる小銭が出来、いい加減バカ遊びに飽きてきたオトコの子がハマりはじめるものに『映像』と『オーディオ』があります。
んで、僕がバンドをやってるというのを知ってる知人とかが、『オーディをに関する質問』をしてきたり『オーディオ自慢』をしてきたりすることがあるんですが、この回答にヒジョーに困るのですよ。 『聴き手』と『弾き手』というバランスにおいて『弾き手』にいたいと思う僕的にこの『オーディオ』っつーんはヒジョーにビミョーなもんでして。 ちなみに僕の知る限りでも、現役バリバリのプロのミュージシャンでも『家にある再生機器が3,4万のコンポのみ』とか、既にパソコンと車しかないみたいな人が結構います。 まぁ、大抵プロになると『仕事以外音楽を聴かない』という人が増えるのでなんとも言えんのですけど…(苦笑)。 そういう意味で『オーディオ』というのは『楽器演奏』とは”全く違うジャンル”の趣味・嗜好なのですわ。 んで『弾き手』視点でオーディオ界を眺めた時に”ココが変だよ”が沢山ありまして…。 例えば、最近5万とか10万とかするipod用のヘッドフォンあるじゃない??。 んでああいうのが結構売れているらしいんだけど…。 ファッション的な部分は置いておいて、『音にこだわる』という点ではあの感覚が信じられない…。 『CD→ipod他ポータブルオーディオの形式』 とした時点で、 『デジカメで撮った写真の画素数を思いっきり削った状態』 なわけじゃない?? そもそも”ipodで音楽を聴く”という行為は完全に 『利便性のために音質を犠牲にした産物』 なわけで全く”音にこだわった”音楽の聴き方ではない。 それを補正するために本体のン倍もするヘッドフォンを使うて・・・ ”無意味” 以外の何物でもないと感じるのよ。 やってる行動としては 『デジカメで撮った写真の画素数を1回メチャメチャ落とした後で、フォトショップでそれらしく加工しなおす』 というのと全く一緒。 『音にこだわる』って言うんだったら… 『CDウォークマンを使わんかい!!!』 と(笑)。 だって 『ipodと10万のヘッドフォン』 と 『1万円のCDウォークマンに5千円のヘッドフォン』 だったら確実に後者の方がいい音(この表現自体が難しいんだけど)で聞けます。 あと単純に、ミュージシャン側にアンチオーディオの人が多い理由として…。 『そんな高級器材で録ってない』 というコトを知っているという身も蓋もない理由がありまして。 オーディオ界ってヒジョーにオカルト的な部分があって… 例えばメートル十万もするスピーカーケーブルがあったりするんですよ。 で、そいつで音楽を再生するとより”原音に忠実”に聴けるらしいんですけど。 その”再生”するCDの音っていうのはレコーディング時にはマイクからインプットして、何十メートルというケーブルを抜けて、インターフェース越しにPCのハードディスクに入っていくわけですが。 このン十メートルっていうケーブルはせいぜいメートル5,6百円なわけ、一部オタッキーにこだわって作られたスタジオじゃない限り大抵カナレ、プロユースのスタジオでも良くてベルデンてな感じでしょう。 だから… このン十メートルを通る間に抜け落ちた”原音”の情報が高級ケーブルを使ったら復活するんかい!? というツッコミが生まれるんですな。 聞いているCDの音ってのは、それがクラシックであれポップスであれ演奏者の生音や歌は… 『マイク』というフィルタを通し ン十メートルのケーブルを抜け インターフェースを通りデジタル変換され エフェクト処理をかけられ マスタリング処理をし データ書き出しを行う という過程を経られた結果なわけで。 それに対し”原音”もへったくりもないだろ。 と。 よーするに僕的に”オーディオ”という趣味は、『いい音を目指す』というよりも『自分好みの音場を探す』という作業という認識。 んで、ある標準品以上にオーディオ機器に凝るという作業はクラブPAが分かりやすい例ですが、特定の音域を強調させるエフェクトやイコライザーをかけていくに近い作業という感覚を受けます。 一方でミュージシャン視点でいくと『ダメな音はダメなまま再生されないと困る』ので、 いわゆる ”モニター的” な機材を好みます。 僕自身ヘッドフォン、スピーカー共に”そこそこ”のものは持ってますがどっちもモニター用なので、まっ平らに出てくるのでショボいものはショボい(特に自分の演奏とか、爆)。 ヘコいバンドは、普通のコンポで聞いた方がいい音に感じます(笑)。 逆にチャゲアスのCDとか聞いてると、ホントアンサンブルとか奇麗で凝ってるのが分かる…。 で、このモニター的な環境に慣れると、いわゆる”高級オーディオ”(特に半端な価格帯の)に触れると、ヘッドフォンであれスピーカーであれ個体ごとの余計な”色付け”が余分でウザったく感じたりします。 まぁ、この世界は深すぎるくらい深くオカルティーなんで、あんまりツッコまれるとワタクシのようなインチキ人間は尻尾を巻いて逃げだすしかなくなるんでこの辺で…汗。
by masak0521
| 2009-07-13 23:59
| ギター・機材
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Comments(15)
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はっしゃん
at 2009-07-14 06:57
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電器店で好きなミュージシャンのDVDがサラウンドシステム!?とかで放映されてましたが、実際のライブ、そんなエエ音してないわ!!…て事は有りましたね(笑)
ミュージシャンにオーディオ自慢するって…アホちゃいますか~パーでんねんって感じですね(古っ!(笑))
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masak0521 at 2009-07-14 15:30
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通りすがり
at 2009-07-15 20:35
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かけてもいいですが
8000円のCDプレイヤー+5000円のヘッドホンより iPodクラシック+10万のヘッドホンのが良い音がでます。 mp3の低ビットレートは論外ですが wav形式で聴けるプレイヤーもありますし いくら上流がよくても5000円のヘッドホンで出せる音なんてたかがしれています。 あとケーブルの話ですが 録音のときに100だったものが80になったとしても それを再生時に78で聴けるのか、60になるのかではやっぱり違わないでしょうか?
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masak0521 at 2009-07-15 23:56
>通りすがり さん
のようなツッコミが入るんだろうなぁ、という予想の元に書いた記事だったりするんですが。 答えは 『”良い音”なんてのは人それぞれなんでどれも正解』 という結論が出てるわけですが(笑) >5000円のヘッドホンで出せる音なんてたかがしれています。 僕の使っているヘッドフォンがこんなもんですけど、例えばン万円のヘッドフォンで聴いた時に『綺麗に聴こえるなー』とは思うかもしれませんが、5000円の時と『楽曲や演奏に対する感動はそう変わらない』のですよ。 そういう意味でオーディオはある程度のレベルを超えると『その電化製品の性能に感動』を求める側面が強くなり、”聴く音楽に対する感動が増すわけではない”というのが僕の意見。 まぁ電化製品の性能を求めるのはひとつの趣味として充分成立するので、それをどうこういう気はありませんが、僕には興味が薄いという。
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masak0521 at 2009-07-15 23:56
>再生時に78で聴けるのか、60になるのかではやっぱり違わないでしょうか? それは違いますが、これもあるポイントから『120を求めはじめる』側面があって、そこに入るとそれはやはり『作られた音楽』ではなく、その”スピーカーやアンプの能力”に重きが置かれる世界が広がり、こっから先は僕は興味が沸かないし、それは”音楽”っていう観点的に果たして健全なのか??、という疑問が沸くなぁ、と。
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tee
at 2009-07-16 21:17
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おっしゃることご尤も!・・・・なんですが、
ギターに一円玉大の金属張るもの・・・・同じレベルですから@@;
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kyan33
at 2009-07-18 04:14
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>『楽曲や演奏に対する感動はそう変わらない』
仰るとおりだと思いますが、演奏者も同じような感じではないですか? 演奏者が楽器、機材等にこだわるのと一緒と思います。 3万円のギターでも50万円のギターでも、聴き手にとっては 楽曲や演奏に対する感動はそう変わらないですよ。
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masak0521 at 2009-07-19 12:35
いい感じに盛り上がりますね~、この手の話題は(笑)
>tee さん 別に僕はオーディオを否定してるわけじゃないですし、そういう「オタク的」なものは嫌いじゃないっす。 ただ行き過ぎた値段や客観的なバランス感覚的にそれでもなお「オイオイ」という部分があるかな、と。 あの一円玉に関しては僕も本来好きな系統のモンじゃないんすけど、まあ「ネタ、シャレ」として許せる値段だったから色々遊べるな、って感じで。 あれが何万もしたらオカルトオーディオ商品と一緒で絶対買わないしアンチの対象ですね。
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masak0521 at 2009-07-19 12:46
>kyan33 さん
コメントありがとうございます。 >「演奏家と楽器の関係と」 これは全く異なるものです。 まず「3万と50万」の楽器だと聞き手には全くの素人でも印象に違いが出ます。 というよりもこの違いは素人の方が怖い。 経験者は「ギターが悪いからこういう音になる」という風に聴けますが、そうじゃない人にその差は「何か耳にキンキンするな」とか「音が籠もって聞きづらい」といったバンドそのものの印象、感想といったものに繋がります。
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masak0521 at 2009-07-19 12:59
また、自分が納得のいかない音で演奏すると当然テンションが上がらないのでなかなかいい演奏には繋がりません。テンション感というのは演奏家の技術にかかわらずリスナーにモロに分かるので大問題です。
最近テレビを見ていていい例となる商品がありました。 「米が美味しく炊ける炊飯器」 ってヤツ、高級オーディオと全く同じ臭いがしますね(笑)。
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masak0521 at 2009-07-19 13:00
あれを買うなら「業務的に問題ない汎用炊飯器の上クラス」位に抑えて、食べる米をキロ100円アップさせのとどっちが「美味しい」ご飯が食べられるのか、みたいな。
あと本当に高級な米を使った時にその「美味しく」するために付加している機械的な部分は必要なのか??、という疑問です。
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通りすがり2
at 2009-07-21 14:20
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>>3万と50万」の楽器だと聞き手には全くの素人でも印象に違いが出ます。
というよりもこの違いは素人の方が怖い。 よくご存知ではないですか。まさに、オーディオに関してもそれが言えるのではないでしょうか?
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通りすがり3
at 2009-07-22 00:30
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おもしろそうなので参加しますw
ようは屁理屈ですね。 人の聴覚じゃ判断しようがない音域を「0.~%(実際の誤差は知らないけど例えばの話)の誤差があるからこれは原音なんかじゃない。」と言ってるわけですよね。 例えばの話ですが、カップラーメンを作るとき「約3分」で作ったカップラーメンと「きっちり3分」でつくったカップラーメンは違うと言ってるのと一緒。 実際にあなたの目指してる原音を聞き分けできる人なんてほとんどいないんです。 10万のヘッドホンより5千って話は違いますね。 結局音を作るのはヘッドホンなんですから。 もし本当にDAPとCDプレイヤーの音の違いがわかるなら普通はオーディオにかねかけると思いますが・・・。 というか記述してないですけど、実際に高級オーディオで聞いたことあるんですか?
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はっしゃん
at 2009-07-22 10:25
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要は価値観の違いよね(苦笑)僕も3万位のラジカセしか持って無い。てかソフトが充実してないといくら良い箱を持ってても仕方ないと考えてます。。高級オーディオ狭い部屋でどう鳴らすの(笑)10万のヘッドフォン!?楽器買えるぞぉ~(大笑)楽器に関しては良い物で無くても納得出来来る物を使わないと気分が乗らないし練習にならん。結局ねコレクターとプレイヤーとの間の相違点なんて見つからないの…楽しみ方がちがうんだから。
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kyan33
at 2009-07-22 15:02
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>まず「3万と50万」の楽器だと聞き手には全くの素人でも印象に違いが出ます。
オーディオも同じですよ。5千円のヘッドホンと10万のヘッドホンでは素人でも印象に違いが出ますし、 むしろその違いは3万のギターと50万のギターの音質差より遥かに大きいと思います。 >「ギターが悪いからこういう音になる」 >「何か耳にキンキンするな」 >「音が籠もって聞きづらい」 これはmasak0521さんが仰った「楽曲や演奏に対する感動」ではなく音質についての感想ですよね? >自分が納得のいかない音で演奏すると当然テンションが上がらないのでなかなかいい演奏には繋がりません。 これも、オーディオにこだわる方が自分が納得する音を求めてるという点では同じように思いますがいかがでしょう。 ここ数年のiPod等のポータブルプレーヤーの多くは、CDのデータを”そのまま”入れる事ができるので、 iPodとCDウォークマンの音質差があるとしたら、ほとんどヘッドホン出力部分(内蔵のヘッドホンアンプ)で決まります。 で、そのヘッドホン出力部分の音質差なんて5千円のヘッドフォンと10万のヘッドフォンの音質差に比べたら微々たる物です。
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