by masak0521
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2007年 01月 09日
去年の後半位からブログの内容をなるべく『感想型』から『提案型』にしていこうと思ってたりします。
『こう思う』『ここが駄目』で終わらせず『こうしたらいいんじゃない??』という書き方、その方が建設的かな、と。 こんな場末のブログでそうしたからってどうなるわけではないわけですが、まぁ自分自身の思考をプラスに持っていったり、身の回りの企画力やアイディアを出す訓練にもなるかなーー、と思うので。 そんなわけで公言してからの提案の第1回は『紅白歌合戦』。 今年も”視聴率が下がった”、”裸がどーだで会長が謝った”だのと世の中的には全くいい印象を与えられなかった紅白なわけですが。 毎年末年始の日記で分かる通り僕は『擁護派』の立場です。 単純に『世代やジャンルを超えてあれだけの歌手が出演する歌番組』というのは紅白だけですし、昨今視聴率が30%を超える音楽番組も紅白だけです。 その中で例えば99.9%の中高生が『演歌とか歌謡曲のオッサンウゼー』と感じても、残りの0.1%は今年ならさだまさしや徳永英明といった”オジサン”の歌に感動したり、サブちゃんや前川清といった『芸能界的大御所』に踏ん反り返っない演歌系の歌には惹かれたりするはずです。 一方である程度年配の人の99.9%が『最近の若い音楽は雑音でウルサいだけ』と感じても、残りの0.1%がドリカムや綾香、コブクロといった新しい才能に惹かれ『最近の曲にもいい歌があるんだ』と見直すこともあるでしょう。 テレビの視聴率は『1%100万人』と言われるので30%で約3000万人、その0.1%でも3万人に新しい感動や影響を与える事が可能なわけです。 それだけで充分に作品として意味があると思います。 とはいえウチら世代から下の普通の感覚からすると痛々しく、上の世代からすると退屈であり、全体を通してツマラナイ内容であるというのも事実。 せっかく人が集まり、可能性もあるであろうとする紅白をどうすべきかを考えてみる。 ・NHKは『視聴率目標』なんてものを立てるな 一番重要なのでNHKは唯一視聴率を気にする必要の無い局ということ。 スポンサーが必要で、その広告料に対価の宣伝効果を提供することが義務付けられてる民法では、ある種あざとい視聴率ねらいも仕方が無い側面があるわけです。 ところが、受信料を均一に集めそれを元に番組を作るNHKは目先の視聴率を気にする必要が無いわけです。 その最大のメリットを生かしまずNHKは『視聴率目標』なんてものを立てない事が紅白復興のカギだと思います。 『100万人が見て1%が面白いと感じる番組』と『10万人が見て10%が面白いと感じる番組』では、視聴率的に1/10でも、『面白い』と感じる人数は同じであり番組の満足度としては後者が高いわけで、その思考からはじめて『内容重視』という言葉に真実味が生まれるわけです。 ・『合戦』方式を辞めろ 僕が思うに紅白が一番痛々しい理由が『勝負』という体裁を持っていること。 昔は出演者のほとんどがソロ歌手だったとか、対決方式が物珍しかったり、歌手自身に対決ムードが真剣にあった等、開始当初の時代背景として紅白の対決形式は意味を持つものだったのでしょう。 しかし現在においてはその形式そのものが諸悪の根源と思う。 これは間違いない・・・、だって・・・。 ・もはやお茶の間で誰ひとり勝敗なんて興味ないでしょ。 ・赤が勝とうが、白が勝とうがどーでもいいでしょ。 ・(一部の演歌歌手以外は)出演者自身がおそらく誰も勝敗を気にしてないでしょ。 ・昔はいなかった男女混合グループが沢山いて不自然でしょ。 ・いつの間にかダウンタウンも罰ゲームのネタにしなくなったでしょ。 んでこの『合戦』方式が無くなる事によるメリットを挙げると ・白々しい司会の自軍煽りが無くなるでしょ。 ・寒々しい審査員の評論が無くなるでしょ。 ・痛々しい応援合戦が無くなるでしょ。 ・馬鹿馬鹿しい芸人や著名人の応援コーナーが無くなるでしょ。 ・進行のテンポが良くなるでしょ。 ・終始会場を包む”ウワァ・・・”な空気が無くなるでしょ。 とまぁ 合戦形式はいまや百害あって一利なしなわけです。 これを無くすだけで、出演のOKが出るアーティストも多い気がするし。 まぁ男女交互という形式は面白い側面もあると思うので残していいと思うけど、得点をつけての対決形式は即刻やめるべきと考えます。 ・出場歌手の明確化 やってるやってるといいつつ出来て無いのがココ。 この方法は。 外部の専門会社に委託して、統計学的に信頼のおけるサンプル数で10代から70代まで人口比率に合わせたアンケートを実施、男女ともその上位から順に交渉していき出演OKな人出場者数分埋まった時点で終了 というルールを徹底すべきだね。 またアンケートの集計、結果の公表までの手順はNHKが一切タッチしないで集計結果をしっかりと公表するのが肝心。 つまり『日本国民が今年見たい歌手/聞きたい曲の平均順位はこうです』というのを集計し先に発表、その結果を元にNHKは順位の上から出演交渉をし、一切の例外を許さないという姿勢を徹底するわけです。 先に順位を発表しておく事で、不自然に『売れてねーのになんで出るの』という意見を防止できるし、出演を断った側もなんか嫌な感じに映るからOKするアーティストも増えると思う。 一方で全世代で調査してるから演歌/歌謡曲勢でもサブちゃん、五木ひろしとかの本当の意味での大御所はランクインするだろうし。 『何となく惰性で出続けてる中堅』『衣装だけのために呼ばれてる人』『NHKで司会の番組がある人』等、つまらなくしてる元凶の出演者を締め出す意味でもこの方式の明確化は必須です。 一方で暗黙の”1事務所2組まで”みたいなアホなルールは無くすべきだね。 これ意外と知られて無いんだけど、モーニング娘他がまとめて一組扱いなのも、ジャニーズ勢が毎年SMAPとTOKIOだけなのもその縛りのせいだったりします。 ちなみに今年だとサブちゃんの愛弟子、氷川きよしの後を追おうとしてるもいかんせんビジュアルが・・・でお馴染み??の若手演歌歌手北山たけしが出るために山本譲二が落ちてたりするという。 まぁ”紅白出場の有無がギャラの桁にかかわる”とされる演歌界、この辺裏でドロドロしてると思われます・・・(苦笑)。 この2点だけしっかりするだけで相当面白い音楽番組になると思うんだよなぁ・・・。
by masak0521
| 2007-01-09 23:59
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