by masak0521
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2010年 02月 21日
てなわけで前回探していた音源集が到着。
『MAGIX:Sound PooL Vol.3』 いきなりVol.3なのは、1の素材がアシッダイズされてるってのと、入っているジャンル的に3が一番ツボだったため。 決して楽器屋で見かけるコトの無い音楽素材集の実力やいかに・・・?? まず、後半のシリーズやパック品を見ると分かる通り、アニソンとか地下アイドル的な方々の作曲(というか切り貼り)制作を狙ったソフトということが分かります。 元々DVD編集とかボーカロイド系なんかのソフトを作っている会社ですしね・・・。 とはいえ中身的には7GB分もの容量が入った素材集には変わりありません、ジャンルも広いですし。 一応自社ソフトである『Music Maker Producer Edition』用ということになっていますが、Vol.1収録の素材以外はアシッダイズ(素材にテンポやキーの情報を埋め込む作業)されていないということは、単純にWavのサウンドデータが入っている素材集ということになります。 ということでDVDをドライブに入れ、ローカルにコピーしSONARから起動。 とりあえず、音は出た(笑)。 サウンドクリップの長さに余りがないので、SONAR側でテンポ情報等を埋め込む処理をすれば簡単にループ素材になる。 あとはペタペタと張り付けていくのみ、う~ん簡単☆☆ さて、その感想は・・・。 音色は、Disco/HouseとかHip Hopみたいなのはそのまま音源としてイケる、想像以上に音が良い。 入っているクリップもツボを抑えたセレクトって感じで無駄が無くカッコいい。 DJのスクラッチ音とかどれも”どっかで聞いたことある”パターンでオイシイ、キーボードのシーケンスフレーズなんかはみやたらに張りつけたくなる(笑) Rock/PopsやFunk系の音は”それはそれ”として扱うしかないという印象・・・苦笑、生ドラム的に使うのは正直キビしい。 まさにYou Tubeとかに上がっている自主制作アイドルの安っぽいドラムサウンド(笑)。 フィルインのパターンが少なく、ワンショット(「バスドラ1発」とか単楽器の1音のみサンプリングした素材)が無いので、そこから幅が広がらない・・・汗。 ただしあくまでデモ制作のイメージとしてワングルーヴを伝えるなら十分。 ベースが絶望的に使えないので元のクリップを加工するか、もしくはベース、キーボードあたりで弾いちゃって(←多分こっちの方が早い)それをループ化させる必要がある。 ソフト内のドラムとベースのクリップを組み合わせると、グルーヴしないのなんの(笑)。 どう組み合わせても安いアニソンなんかにみられるペタぁ~~っとしたリズムと化す、逆にあえて”それを狙う”ならアリ。 このソフト内で曲を完成させようとすると、ある程度の経験者が使えるクリップを選択して張り付けていくと”みんな同じ曲”になるんじゃないか??、という気がする・・・苦笑。 「観衆の拍手」とか「車が通る音」「コップが割れる音」みたいな、探すと意外となかったりお金がかかる音ネタがチョコチョコ収録されているのは嬉しい。 こんな感じでしょうかね。 まぁ楽器屋に置いてない理由も分からなくはない・・・というか・・・、基本このソフト内で切り貼りして”作曲ゴッコ”をしましょうねー、という内容なんだな、ということは分かった。。 でもMacデフォルト収録のガレージバンドってこんな感じのソフトだし、Windowsベースでそういうのってほとんど無いから、「DAWソフト買ったけど何していいか分からない」とか「マルチエフェクター買ったらCubese LEが付いてきたから何かしてみよう」みたいな人が”とりあえず何か”するのには向いているという印象。 あとは”弾き語り+α”のデモ制作とか、とりあえず音ネタとしての素材が欲しいなんて人には値段が安いんでオススメかと、MIDI関係ではあるけどサンプリング音源だと細かくジャンル分けされてたり、やたら高かったりで初心者が気軽に手を出せるものが少ないですし。 ”ソフトとインターフェース買ってみたものの起動してない”みたいなDTM挫折組にもオススメかと(笑)。 これだけで音源レベルの制作というと厳しいですけど、気楽なデモ作りとか低価格な音素材としてはかなり優秀なソフトだと思います。 やっぱこれ電気屋じゃなくて楽器屋にあってもいいと思うなぁ・・・。
by masak0521
| 2010-02-21 21:41
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