by masak0521
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2009年 09月 21日
ライブに限らず、人から誘われて少しでもピンと来たモノっていうのはなるべく行こうと心がけています。
でも基本不精なんでなんでなかなか思うように動けないわけですが・・・苦笑 とはいえ「自分の好み」の順にいっちゃうと世界が広がらないし、「予想外な展開」を味わうことが少なくなっちゃうんでね。 そんな感じで足を運んだこの日の「エンケン祭り」 僕の日記を読んだり、ある程度嗜好を知ってる人なら分かると思いますが、メンツ的に自分から思いついて行くことは絶対に無いイベントです、ハイ(苦笑) 知り合いにエンケンさんのスタッフの方がいて、誘われて「これは面白そうだぞ」と足を運びました。 まぁ、実は中~高校生位の時にチャゲアスからさかのぼりフォークにハマっていた時期に若干通ってるんですよ、ただし「表通り好き」的には拓郎、こうせつの方がしっくり来たのも事実ですが(苦笑)。 あと数年前、深夜番組でたまたまドラマーの村上ポンタ氏とふたりだけのセッションを見たんだけど、それがあまりに凄まじかったという印象があるんで、一度見てみたかったということもあり。 ちなみにエンケンさんは最近では、「二十世紀少年」の”ケンジ”のモチーフとして一般的にも知られてます。 てなわけでライブ。 んで意外にもクワトロは見るのも演るのも経験がなく初。 下のブックオフは毎日のように行ってたりするんですけど(笑) 開始時刻をちょっと過ぎた位に入ったんですが、オープニングアクト??的に弾き語りで歌うエンケンさん。 既にすさまじ過ぎる・・・弾き語りの時点で・・・「ジャンルは??」と聞かれたら多分ほとんどの人が ”パンク” と答えるんじゃないでしょうか??。 ZAZENのファンと思われる、若い子たちも『カッコいい~』『ヤバいヤバい』を連発してました、あのエネルギーは軽々と世代の壁を越えますね。 そして一番手、まぁ僕世代でバンドをやっていると名前は絶対に入ってくるZAZEN BOYZ ちなみに、”リスナー僕”的に一番弱い位置のバンドなんで、事前情報まったくなーーし、『銀杏BOYS』と区別が付いておりません(苦笑) んで、なんとなくパンクとかミクスチャー(この言い方ももう古いな、汗)のイメージでいたら、全然違う・・・。 プログレとファンクが融合したような、テクニカルでキメキメのリズム隊にセンスのいいギターリフやカッティングが乗る感じ。 サウンド、スゲーカッコいい!!!、いい意味で期待を裏切られましたね。 ちなみに、今までの僕の経験則の中で一番近い印象だったのが・・・ 『スティーブ・ヴァイ』 速弾き無いし(笑)、もちろん全然違うんですけど、漂う空気感とかで近いものを凄く感じて。 その理由は次の頭脳警察のMCで知る。 『フランク・ザッパ』 が共通項。 基本を押さえているようで歯抜けなボク、ザッパを全然知らないのですよ・・・汗。 なので、ZAZENとヴァイに似た印象を受けた理由が見出せなかったんですが、それで納得。 どーやらZAZENはザッパの影響を凄く受けているっぽい、んでヴァイはいわずと知れたザッパ門下生。 いわば兄弟弟子。 ザッパを全然知らない状態で、『ZAZENとヴァイが近い』と感じられたということが、感じ方は間違ってないんだと分かって、ちょっと嬉しかったです(笑)。 いやー、イメージでバンドを判断しちゃいけませんな、極上のサウンドを堪能できました。 ただ、あくまで「歌モノ」好きとしては、あのボーカルで2時間ワンマンはキツイ気がするんで、イベントのイチバンドとして見れたのはちょうど良かったです。 2番手は頭脳警察。 これこそ・・・全くの・・・事前情報・・・無し・・・ んで・・・スイマセン・・・ボク・・・苦手・・・ これは完全に”好みの差”の問題ですね。 政治的なものを直球で持ち込まれた音楽って、生理的に受け付けないんですよ。 しょーじき、ソロになってからのジョン・レノンもあんま好きじゃないですし(まぁこれは『オノ・ヨーコのババァが死ぬほど嫌い』というのが主な理由なんだが、汗) エンケンさんもそういうとこはあるんですけど、そこは”ギリギリOK”側だとすれば、頭脳警察はアウト。 『フセインの子供が戦った歌』『獄中にいる赤軍の菊池信子と文通しながら歌詞を書いた』とかね、ウン・・・どんなに曲や歌が素晴らしくても、「入ってこない」っス・・・。 まぁ”大衆ウケ”というよりも”好きな人がとことんハマる”タイプのジャンルだと思うんで仕方がないのかな、と。 頭脳警察ファンの方、ゴメンナサイ・・・苦笑。 んで大トリ、40周年を迎える遠藤賢司バンド。 オープニングから凄まじい・・・ 爆音でグレッチかき鳴らしながら、叫ぶ、飛ぶ、ドラムまで叩く・・・ んで完璧に保たれたスタイル、オシャレな衣装・・・カッコ良過ぎる・・・ 勢いだけかといえばそんなことは全く無く、細かく見てると、しっかりギターノイズとドラムが合ってたり、何故かあれだけ暴れてそんなにチューニングがくるってなかったり(コレが一番不思議、何か秘訣があるはずだ、笑)。 で、『押し引き』的なポイントがたまらない、音量MAXのところから、一気にミニマムなトコロまで落ちて渋いブルースハープのソロに行く瞬間とか完全に鳥肌たちまくり。 ”パンク”って苦手なんですけど、人生で初めて『本物のパンク』に触れたという印象、まさに”生き様”のストレートな表現。 それにしても僕が生まれる10年も前から音楽をやってきて、かつ走り続けてる人ってハンパじゃないっすわ。 あとね、この前見た啓介さんにも繋がるところなんだけど、『売れたい』とか『金が欲しい』ということは素直に口にするんだよ。 で、多分『自分の作品がオリコン1位でミリオンにならないのは不思議だ』とどこか本気で思ってる気がする(笑)。 ただ、その『作品を売るために世の中に寄せよう』とか『宣伝して頭下げて売ろう』みたいなことに関しては、意地をはって拒否しているのではなく、本当に”興味が無い”んだな、と。 作品を作ったらひとりでも多くの人に聞いてもらいたいというのは当たり前の話で、そこで素直にいるというのはやっぱり魅力的である理由のひとつなんでしょうね。 それにしてもエネルギーがハンパじゃない。 まぁ自分の求める姿というのとは違うわけだけど、それにしても真っ直ぐな感じだったり、自分を解放させるエネルギーみたいなのは刺激的で、テンションのあがるライブでした。 普段行かない系統だけに、新鮮でヒジョーに楽しかったです☆☆。
by masak0521
| 2009-09-21 14:17
| ライブ(見)
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